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2016年1月16日土曜日

【オムツとパットの使い分け!】  排泄介助で失禁ゼロへ!

※ 厳密には【パット】ではなく【パッド】ですが、口語的にパットと使うのでパットと表現します。


 貴方が介護士であろうと、自宅で介護をしている家族であろうとオムツやパット類を使用することがあると思います。


 貴方はオムツとパットの違いは知っていますか?


 もしかしたら貴方は
「オムツはパットで吸収し切れなかった尿の受け皿のような物。」

「パットは高いオムツを頻繁に取り換えなくて良いように。」
と思っているかもしれません。

 しかし実はオムツとパットの関係はそのような物ではありません。

 オムツにはオムツの、パットにはパットの得意な分野と苦手な分野別々に存在するんです。



【パット】
 パットの特徴は<水分をゆっくり吸収する>です。

 ゆっくり吸収することで、尿が出た場所周辺だけではなく、パット全体で尿を受け止めることが出来るんです。

 そのためパットは尿に強いんです。

 一方で、便・水様便に弱いんです。

 水分吸収が遅いため、固形物である便や水分だけではないドロっとしている水様便を吸収し切る前に漏れてしまう可能性が高いんです。



【オムツ】
 勘の良い貴方ならオムツの特徴はわかりますよね。
 オムツの特徴は<水分を即吸収する>です。

 即吸収することで、水様便の水分も一気に吸い込み、臀部周辺に留めます
 固形便は普通に、オムツは大きいので包み込めます。

 そのためオムツは便、特に水様便に強いんです。

 一方で尿に弱いんです。

 厳密には尿に弱いと言うより、水分を即吸収してしまうので排尿場所周辺でしか吸収しないので吸収量が少ないんです。





 これらの特徴をシッカリと把握していれば使い分けが出来るんです。
 病気等で水様便の利用者に、単純に大きなパットを当てるだけが対策ではないんですよ!

 尿意もなく、水様便が出て便失禁も尿失禁もしてしまう男性なら、陰部巻をパットでして、水様便はオムツで受けるようにすることだって出来ます!




【パットあれこれ】
 私も詳しいわけではありませんが、普通のパットだけではなく幾つかパットにも種類があります。

● 両面吸収パッド

  水を弾く部分がないパットです。
  要は吸収部分だけのパットですので尿が貫通します。

  これを陰部周辺に丸めて置いておくと臀部の方に尿が行きにくくなります。
  それによって臀部の皮膚状態が悪い人に使うことが多いパットです。

  水を弾く部分がないので、柔らかいです。
  そのため、他にも工夫次第で動きが激しくてパットズレによる尿失禁が多い人にも使えます。

  欠点としては、普通にパットをするよりも更に便に弱くなります。
  便失禁のリスクは高まります。



● フラットパッド


  ギャザーの付いていない広いマットのようなパットです。

  これは腰全体を巻くとか、オムツからの漏れを更に受け止める等のような使い方が多いです。二重作英雄

  しかし、広く・大きいのですが吸収量は少なめなので、ベッドやシーツを汚さないための下に敷いたり、陰部洗浄を行う時に使用している施設も結構あります。二重作巡査




 ポイズパッドやリハビリパンツ鑑識
【パット対応→オムツ対応】
の間の段階的なモノなので、今回は省略します。


 具体的なパットの当て方・工夫ギャザーのこと等は機会があればいつか書くかもしれませんし、書かないかもしれません!

 是非貴方もそれぞれの特徴を理解した上で、色々とお試しあれ!

 +1や【読んでますボタン】、コメント等してもらえると喜びます!


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